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サンセールは神奈川県座間市に根差し、座間市で暮らす人々を支える介護・看護サービスを提供しています
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勝又 裕子(かつまた ゆうこ)

勝又 裕子(かつまた ゆうこ)

看護師 / ケアサービス サンセール 訪問看護事業所 管理者

Profile

鹿児島県奄美大島出身。2人兄妹の長女。
大和市在住。夫と息子1人、ポメラニアン1匹。
整形外科経験後、北里大学病院への入職を機に上京。
ケアサービス サンセール 訪問看護事業所の立ち上げに管理者として携わる。

訪問看護をはじめたキッカケ

上京した当初は、北里大学病院の手術室に配属されました。
毎日が戦場のようでしたが、プロフェッショナルな先輩や医師との出会いは素晴らしく、やりがいのある部署で無我夢中な毎日を送りました。
訪問看護に携わるきっかけは、結婚し、夫の両親から既に経営していた居宅・訪問介護事業の中で訪問看護の部門を立ち上げないかと声をかけてもらったことでした。

この時、ふと祖父の事を思い出しました。
私の祖父はパーキンソン症候群があり、在宅で祖母の介護を受けながら奄美大島で暮らしていましたが、87歳と高齢で経口摂取も徐々に困難となり入院。
病院側の勧めで胃ろうを造設しました。
飲水摂取も禁止され、「水が飲みたい」と言う祖父の訴えに家族は応えたくても、応えられずにジレンマを抱えたまま、約4か月後に祖父は天国へ旅立ちました。
その頃はちょうど北里大学病院に入職したてで、私には在宅看護や地域医療の知識はありませんでした。
「家族の力になれなかった」と申し訳ない気持ちを強く持っていたため、両親からの訪問看護立ち上げの声かけはあの時に感じたジレンマを解消する術を学び、実践していけるチャンスだと思いました。

そもそも私が看護師になったのは、家族に何かあった時に力になりたいと思って選んだ職業でしたから、それだけでも十分な理由でした。
また、出産後に復帰した看護師がいきいきと活躍できる場はないかと常々考えていたこともあり、自身で立ち上げるステーションなら私が思い描いていた女性が働きやすい環境も整えられると胸が熱くなったのを思い出します。

Message

訪問看護ステーションは毎年全国で約12,000件が新たに立ち上がり、そのうち7,000件が閉鎖してしまう厳しい世界です。
多くは看護師の確保困難や離職率が背景にありますが、当ステーションではスタッフの離職で悩んだ事はありません。
息子が1歳の時に24時間の訪問看護ステーションとして立ち上げ、様々な苦労もありましたが、良きスタッフに恵まれ、この地域で訪問看護を展開して5年経過できたことを心から嬉しく思っています。

訪問看護にハードルを高く感じることも担い手不足の要因となっています。
ですが、私自身、手術室看護の経験がメインで訪問看護は未知の領域でした。
手術室では、基本的な人体の知識、他職種が関わるうえで大切なリーダーシップやメンバーシップ、緊急性の高い場面での判断力を身につけることができました。そこで得た知識やマインドは今でも応用として在宅看護にいかすことができていると思っています。

スタッフそれぞれの経験分野や年数は違いますが、日々補い合う事で訪問看護を必要とする方に良き医療・介護と笑顔を届けることができています。そして、私たちの看護師人生もさらに花開くと信じています。
「在宅看護を一緒に盛り上げてくれる同志をお待ちしています!!」


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